海外FXを利用する上で注意しておかなくてはならないのが時間の把握です。
ヨーロッパやアメリカ、オーストラリアなど世界各地で夏時間(サマータイム)制度が導入されており、時間把握に一苦労するトレーダーの方々も多いのではないでしょうか?
実のところ、私もXMでトレードを始めた当初は夏時間(サマータイム)制度についてよく知らず、理解するのにかなり苦労した思い出があります。
この記事をご覧になっている方も、きっと同じ悩みを抱えていることでしょう。
そこで今回は、XMでの夏時間(サマータイム)の取扱について徹底解説していこうと思います!
そもそも夏時間(サマータイム)とは?
夏時間(サマータイム)は第一次世界大戦時に導入された時間制度です。
もともとは太陽の出ている時間を有効活用して、灯りとして使用する石炭を節約するために始まったとされています。
ヨーロッパを中心に夏時間(サマータイム)制度は広まっていき、今では世界中のさまざまな地域で導入されています。
日本では 「夏時間(サマータイム)」 と訳されていますが、英語では「デイライト・セービング(Daylight Saving Time(DST)」という名称が一般的です。
Daylight「太陽光」をSaving「節約」するTime「時間」というそのままの意味ですね。
夏時間(サマータイム)では時計の針を1時間進める
夏時間(サマータイム)自体の仕組みは非常にシンプルで、理解するのはそこまで難しくありません。
日照時間が長くなる夏に時計の針を1時間進めるだけです。
そうすることで日照時間を有効活用できるというわけですね。
夏時間(サマータイム)を実施している国と期間
夏時間(サマータイム)は、どの国でも夏に1時間時計の針を進めるという点は変わりません。
しかし、実施している国によって実施期間が異なります。
夏時間(サマータイム)を実施している国と期間を見ておきましょう。
ヨーロッパ(一部地域を除く)
- 開始日:3月最終日曜日01:00
- 終了日:10月最終日曜日01:00
アメリカ・カナダ(一部地域を除く)
- 開始日:3月第2日曜日02:00
- 終了日:11月第1日曜日02:00
※アメリカでは、サマータイムを採用していない州もあります。
メキシコ(一部地域を除く)
- 開始日:4月第1日曜日02:00
- 終了日:10月最終日曜日午前02:00
オーストラリア(一部地域)
- 開始日:10月最終日曜日02:00
- 終了日:3月最終日曜日03:00
※オーストラリアは南半球にある国なので、日本とは季節が逆になります。
ニュージランド(一部地域を除く)
- 開始日:9月最終日曜日02:00
- 終了日:4月第1日曜日午前03:00
※ニュージーランドは南半球にある国なので、日本とは季節が逆になります。
ブラジル(一部地域を除く)
- 開始日:10月第3日曜日00:00
- 終了日:2月第3日曜日午前00:00
※ブラジルは南半球にある国なので、日本とは季節が逆になります。
XMの取引時間は夏時間(サマータイム)と冬時間がある
XMでも夏時間(サマータイム)制度が導入されています。
これからXMでトレードを行っていこうという方は夏時間(サマータイム)と冬時間での取引時間をしっかりと把握しておかなくてはなりません。
XMの夏時間(サマータイム)
XMの夏時間(サマータイム)時の取引時間は、月曜朝6時05分~土曜朝5時50分です。
適応期間は、3月最終の日曜日午前1時〜10月最終の日曜日午前1時となっています。
XMの冬時間
XMの冬時間時の取引時間は、月曜朝7時05分~土曜朝6時50分です。
適応期間は、10月最終の日曜日午前1時〜3月最終の日曜日午前1時となっています。
RUB(ロシアルーブル)が含まれる通貨ペアでは時間が変わる
XMでトレードをしていく上で気をつけておかなくてはならないのが、RUB(ロシアルーブル)が含まれる通貨ペアをトレードする時です。
XMでは、RUB(ロシアルーブル)が含まれる通貨ペアでは取引時間が変わります。
- 夏時間 月曜朝15時05分~金曜23時55分
- 冬時間 月曜朝16時05分~土曜24時55分
RUB(ロシアルーブル)が含まれる通貨ペアをトレードしようと思っている方は注意しておきましょう。
XMで夏時間(サマータイム)時に取引する時の注意点
次に、XMで夏時間(サマータイム)時に取引する時の注意点を確認しておきましょう!
気をつけるべき点は以下のものがあげられます。
- 経済指標も夏時間(サマータイム)になる
- MT4の表示時間はGMT+2/+3
それぞれ順番に確認していきましょう!
経済指標も夏時間(サマータイム)になる
FX取引をするときに必ず意識しておかなくてはならないのが経済指標の発表です。
各国の経済指標が発表される前後には、その発表内容がどうであれレートが平常時よりも大きく動きます。
もちろん、夏時間(サマータイム)制度を導入している国の経済指標は、発表時間も夏時間(サマータイム)になります。
地域 | 開始日 | 終了日 |
アメリカ | 3月第2日曜 | 11月第1日曜 |
中央ヨーロッパ | 3月最終日曜 | 10月最終日曜 |
カナダ | 3月第2日曜 | 11月第1日曜 |
オーストラリア | 10月最終日曜 | 3月最終日曜 |
ニュージランド | 9月最終日曜 | 4月第1日曜 |
上記表を見てもわかるように、夏時間(サマータイム)の期間は似ているものの微妙な違いがあります。
また、オーストラリアやニュージーランドなどの南半球にある国では季節が逆になることに注意しなくてはなりません。
もし不安な方は、XMの経済指標カレンダーを利用するとスケジュール確認が簡単になるので、ぜひ活用してみてくださいね。
MT4・MT5の表示時間はGMT+2/+3
次に注意しておくべき点は、MT4の表示時間です。
XMのMT4の表示時間は、夏時間(サマータイム)ではGMT+2、冬時間ではGMT+3で表示されています。
XMのサーバーが設置されいるのがキプロスですので、キプロスの標準時にあわせたところMT4・MT5の時間がGMT+2/+3となっているというわけですね。
ちなみに、日本の標準時はGMT+9です。
日本には夏時間(サマータイム)はありませんので、以下の方法でXMのサーバー時間を見て、日本時間を確認することができます。
- 夏時間(サマータイム)にはMT4/MT5時間に6時間プラス
- 冬時間にはMT4/MT5時間に7時間プラスすれば
おそらく、ほとんどの方がXMではMT4、もしくはMT5を使って取引することになるので、時間の確認方法は必ず覚えておきましょう!
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、XMの夏時間(サマータイム)の取扱について徹底解説していきました。
夏時間(サマータイム)自体は日照時間の長い夏に1時間時計の針を進めるというシンプルな制度です。
しかし、地域によって微妙に開始時期が違います。
特にオーストラリアやニュージーランド、ブラジルなどの南半球にある国では季節が逆になるので注意しなくてはなりません。
また、経済指標の発表やMT4・MT5の表示時間などにも夏時間(サマータイム)は関係しています。
これからXMで本格的にFXトレードをしておく場合には必須の知識なので、この機会にしっかりと理解しておきましょう!
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