「FXの自動売買で稼いでみたい!」
とは言え、自動売買と言っても色々な種類がありますし、どれでも同じ様に稼げるほど単純な話ではありません。
自動売買で稼ぐには、自動売買の基本を知りつつ、優秀なサービスを使って安心して運用したいです。
そこで、本記事では自動売買の基本や、優秀な自動売買の見極め方まで徹底解説をお届けします。
- 自動売買と言っても大きく分けて3タイプある
- 定番なのはMetaTrader4のEA機能を使った自動売買
- IB報酬を取り入れた開発陣と利用者のwinwinの関係
- バックテストやフォワードテストによる実績から確認
- コミュニティや利用者が多い自動売買は優秀なケースが多い
はじめての自動売買(EA)でおすすめは「Beast+」
そもそもFX自動売買とは?
FXの自動売買とは、文字通りに自動でFX(外国為替証拠金取引)の売買を行う取引方法を指します。
自動売買では、事前に売買ルールを決めプログラムを作成し、プログラムに沿って取引を自動で繰り返うのが基本的な仕組みです。
ただし、一言で自動売買といっても近年では「自動で取引を行うサービス」が増えてきました。大きく分けて、現代の自動売買には3つのタイプがあります。
自動で取引を機械的に行う自動売買に対して、自分の意思で行う取引を「裁量取引(さいりょうとりひき)」と言います。
取引ツールを使った自動売買
多くのFX業者が採用しており使い勝手が良く、拡張性が高い
導入手順が簡単で、対応するFX業者が多いのが「取引ツールを使った自動売買」です。
日本国内では、自社開発の取引ツールを採用するFX業者が多いですが、世界的には取引ツールに自動売買の機能が付いているのが基本になります。
MetaTrader4(MT4)
MetaTrader5(MT5)
cTrader
自動売買の機能がある取引ツールで有名なのは上記3種類です。
中でも、MetaTrader4は2005年にリリースされて以降、600社を超える証券会社が取引ツールに採用している定番の取引ツールになります。
MetaTrader4には、自動売買を稼働させられるエキスパートアドバイザー(EA)の機能があり、有料・無料の自動売買EAが多く公開されているのが特徴です。
また、独自のプログラミング言語MQL4により、自動売買の開発もしやすい環境が整っています。
FX業者のサービスを利用した自動売買
シンプルで分かりやすい半面、拡張性や自由度が低い
FX業者のサービスを利用した自動売買は、日本国内のFX業者で多く提供されています。
仕組みとしては、一定の値幅で売買を繰り返したり、移動平均線などテクニカルツールを基準に売買を繰り返すといったシンプルなものが多いです。
拡張性や自由度が低い反面、初心者はとりあえず始めるには分かりやすいと言えます。
いわゆる、システムトレードやイフダンといった名前で提供する日本国内のFX業者は多いです。
しかし、仕組みが簡単な半面、有効な場面が限られているのがデメリットになります。
一定の値幅で売買を繰り返すため、一定の値幅で動くレンジ相場で稼働させ、トレンド相場になったら自身で稼働停止するといった手間が必要です。
MAM・PAMMを使ったコピートレード
FX業者のサーバーで自動売買を運用したり、トレーダーの取引を再現できる
MAMやPAMMは、徐々に知名度が上がってきている自動売買の新しい形です。
MAMとPAMMの基本的な仕組みには大きな違いはありません。
トレードを配信する親口座と、親口座の取引をコピートレードする利用者に分けられ、取引を完全に任せられる仕組みになっています。
親口座は自動売買による取引を行っていたり、プロトレーダーは裁量取引を行っていたり、運用方針はコピートレード提供者により様々です。
MAMとPAMMは、月額費用や購入費用がなく、運用で発生した利益の一部を親口座へ支払うことで成り立っています。
基本的な仕組みは同じですが、MAMとPAMMのについて分かりやすくまとめました。
MAMとは?
MAMとは、「Multi Account Manager(マルチ・アカウント・マネージャー)」の略です。
MAMの特徴は、親口座に関する情報が細かい部分までユーザーに公開されている部分になります。
親口座の自動売買の運用方針や、トレーダーの裁量取引が主体なら手法について、取引実績と保有ポジションから見る事が出来ます。
取引手法やリアルタイムな保有ポジションが公開されるため、トレーダーによる裁量取引より自動売買が多い傾向があります。
PAMMとは?
PAMMとは、「Percentage Allocation Management Module」の略です。
PAMMもMAMと同じく取引口座の管理は自分で行い、取引は親口座のコピーをするサービスになります。
しかし、PAMMは単純にトレードの利益と損失の基本的なパフォーマンスの公開のみです。
細かなトレード手法や保有ポジションは公開されません。
したがって、トレード手法を公開したくないトレーダーのPAMM提供者が多い傾向があります。
MAMとPAMMに関してはこちらの記事で詳しく解説しています。
こんな人にFX自動売買はおすすめ
- 副業としてFXを始めたいけど時間がない
- 自分の取引に限界を感じている
- 株式や仮想通貨など他の投資はしている
自動売買は必ずしも全ての人におすすめできる運用方法ではありません。
時間や資金に余裕があれば、通常の裁量取引で先に経験を積むのが理想的です。
やはり、取引経験を積み、相場に合わせた戦略を自分で考えられる方が自動売買の運用も成功しやすくなります。
具体的にどういった場合に自動売買の運用は相性が良いのかパターン別に見てみましょう。
副業としてFXを始めたいけど時間がない
副業を認める企業は、2018年から2021年にかけて3%以上も増え、おおむね日本企業の6割以上が副業を認めています。(パーソル研究所:第二回 副業の実態・意識に関する定量調査)
とは言え、副業でFXを始めて見たくても「帰宅してから自由時間がほとんどない」「夜に取引したいけど出勤時間が早い」など時間がないといった方は多いです。
自動売買を取り入れることで、取引は自動化できるので時間がなくてもFXを始めやすくなります。
自動売買の稼働さえ出来れば、為替市場は平日24時間ずっと動く市場なので取引チャンスも十分です。
自分の取引に限界を感じている
自分の意思で行う取引に限界を感じているなら、伸びしろを探る意味で自動売買は有効です。
例えば、トレードスタイルが細かい値幅を狙い、一日の何度も取引するといった場合は自動売買に移行した方が大きな金額を稼げる可能性があります。
なぜなら、自動売買は決められたルールに沿って機械的に取引するため、短時間で高頻度の取引との相性が良いからです。
もし、取引経験が豊富でトレードに伸び悩んでいるなら、自分のトレードを再現できる自動売買を開発する方向を試すのも良いでしょう。
株式や仮想通貨など他の投資はしている
株式や仮想通貨など他の投資をしている場合は、ポートフォリオの1つとしてFXの自動売買を始めるのは有効です。
なぜなら、FXで取引する外国為替と他の金融市場は密接に関係しているからです。
例えば、米国株式なら米ドル、日本企業の株なら日本円と言ったように、各国の株式は各国の株で購入する必要があります。
FXの自動売買を始めることで、網羅的に動向を見る事ができ、市場のトレンドに乗るチャンスを掴みやすくなるはずです。
また、大手企業の株式投資で安定性重視の運用をしているなら、高いレバレッジが使えるFXは、リスクを取って利益重視の運用で効率を上げる戦略も取れます。
FX自動売買は稼げない?知っておくべき3つ真実
- 完全放置で稼げるビジネスは存在しない
- IB報酬でない高額な自動売買は危険
- FX業者が提供する自動売買では限界がある
FXの自動売買は、通常の自分で行う取引と違い始める手順が簡単な場合が多いです。
しかし、初心者に始めやすい反面、上手く運用できず「自動売買は稼げない」と止めてしまう人も多くいます。
現代は、技術の発達と共に自動売買を使った高頻度取引(HFT)で利益を上げる企業がいるのも事実です。
FX自動売買を始める前に、最低限3つのポイントを押さえておきましょう。
完全放置で稼げるビジネスは存在しない
最初から完全放置で稼げるビジネスは存在しない、FXの自動売買も例外ではないと理解しておくべきです。
優れた自動売買でも、永遠に同じ様に利益を上げ続けることはできません。
なぜなら、市場は絶えず変化し、時代によって投資家・トレーダーが気にする政治経済に関する情報も異なるからです。
今の相場に合った自動売買を探す、あるいは変化に合わせて売買ルールを改善していく必要があります。
他のビジネスと同様に、キチンと稼ぐには準備と経験も必要です。
IB報酬でない高額自動売買は危険
自動売買で主流なのが、MetaTrader4のエキスパートアドバイザー(EA)を使った自動売買です。
無料のEAもしくは、有料のEAを購入することで手軽に高性能な自動売買を稼働させられます。
中には、数十万円から百万円を超える金額の自動売買(EA)を販売する業者も少なくありません。
もちろん、優良な自動売買(EA)もありますが、他のプログラムをコピーした粗悪なEAを販売する悪徳業者もいるのが事実です。
粗悪な自動売買を見極める簡単な方法として、「運用手数料はIB報酬で還元される仕組み」を採用している自動売買を選ぶと良いでしょう。
IB報酬とは、FX業者を紹介すると紹介者に取引毎のスプレッドが一部還元される成功報酬型のアフィリエイトの1つです。
IB報酬と連携した自動売買(EA)は、ユーザーのトレードで利益を上げ、継続に自動売買を利用してもらうことが安定した運営に繋がります。
つまり、自動売買の開発側と利用側でwinwinな関係性が築けるため、粗悪な自動売買(EA)に合う確立をグンと下げられるのです。
一方で、IB報酬と連携していない自動売買(EA)は、一度売ってしまえば、開発者は利益を得られてしまいます。
FX業者が提供する自動売買では限界がある
FX業者が提供するシンプルな自動売買では限界があります。
もちろん、シンプルな自動売買でも、レンジ相場やトレンド相場など相性の良い環境で使うことで稼げないことはありません。
しかし、結局は頻繁に相場を見極め、自動売買の稼働と停止を切り替える手間が多く、他の自動売買と比べて運用の手間が増えやすいです。
したがって、自動売買で満足な利益を得るには、FX業者が独自で提供する簡易的な自動売買より、MetaTrader4やMetaTrader5といった取引ツールを使って本格的な自動売買での運用が望ましくなります。
優秀な自動売買を見極めるコツとは?
- バックテストを確認する
- フォワードテストで直近の成績を見る
- 他の利用者・コミュニティの規模
FXの自動売買で稼ぐには、完全放置ではなく相場に合った売買ルールで、MetaTraderのエキスパートアドバイザー(EA)など、本格的な自動売買を選ぶべきだと解説しました。
既に完成状態で販売されている自動売買(EA)は、初心者でも導入が簡単な反面、粗悪な自動売買あります。
したがって、IB報酬と連携している利益相反のない業者から購入すべきです。
とは言え、MetaTraderの公式ストアだけでも常時1000種類を超える自動売買(EA)が公開されています。
あまりに数が多いため、優秀な自動売買を見極めるコツを知っておくべきです。ここでは、優秀な自動売買を見極めるポイントをご紹介します。
バックテストを確認する
キチンと開発に力を入れている自動売買(EA)なら、過去の相場で実際に売買ルールやプログラムが有効かを確認しているはずです。
開発段階でキチンと売買ルールやプログラムの有効性を確認している自動売買(EA)なら、バックテストを公開しています。
バックテストとは、過去のチャートデータを使い、自動売買の有効性を確認する過去検証の作業です。
バックテストのデータを公開しており、一定の有効性を示せている自動売買(EA)から選ぶことで優秀な自動売買を探しやすくなります。
フォワードテストで直近の成績を見る
バックテストで、少なくとも過去の相場で自動売買(EA)の確認ができると解説しました。
次に確認したいのは、今の相場でその自動売買(EA)の有効かどうかです。実際の相場で自動売買(EA)を稼働させる検証を「フォワードテスト」と言います。
直近のトレード成績を公開しており、キチンと利益を上げている売買ルールなら、購入後にも同じ様に利益を出せる可能性は高いです。
他の利用者・コミュニティの規模
優秀な自動売買なら、他の利用者が多く、活発なコミュニティを持っている場合が多いです。
前述した通り、IB報酬と連携している自動売買(EA)なら、多くの利用者が利益を上げることで開発陣、運営陣も利益を得ることができます。
したがって、優秀な自動売買(EA)ほど利用者が多く、今の相場で自動売買をどう稼働させるかなど利用者と開発陣の意見交換の場も整っているのです。
例えば、適応的戦略ナンピンシステムの売買ルールで有名な自動売買Beast+では、1700名以上のコミュニティメンバーがいます。
あくまで、一例ですが開発陣とユーザー同士で意見交換ができる自動売買は貴重です。
FX自動売買おすすめ まとめ
今回は「FX自動売買とは?おすすめな人の特徴と優秀なツールの見極め方」のテーマでした。
自動売買初心者は、どうしても簡単なイメージがあるFX業者のサービスを利用してしまいやすいです。
とは言え、単純な売買ルールでは稼げないのが実際のところ。現役の自動売買ユーザーが利用している、MetaTraderのEAを使った自動売買など、最初から本格的なツールで利益を狙うのがおすすめです。
EAの購入やダウンロードさえできれば、あとは自動で資金の運用ができます。
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